記者が情報公開請求した内容が武田良太総務大臣(当時)の秘書に漏れた

この問題は2021年、ニュースサイト「ハンター」の記者が大任町と田川市に情報公開請求した内容が当時の武田良太総務大臣の秘書に漏れていたものです。
記者は、秘書からかかってきた電話のやりとりを録音していました。
武田良太氏の秘書「それはビビリますよ。こんな情報開示請求きたら」
ハンター記者 「別に大臣が気にしているわけじゃないんでしょ?」
武田良太氏の秘書「気にしていますよ」
町長は「情報漏えい」を強く否定していた
取材に対し永原町長は、町の職員1人と自身以外は請求内容を知らないとした上で情報漏えいを強く否定してきました。

【23年9月】
記者「知り得る方は担当者と町長?」
大任町 永原譲二 町長
「そうそう。あなたたちの目的は、町長が漏らしたって言いたいだけの話でしょう。ただ特別職は守秘義務違反になるかどうか分からん。この前調べさせたら、特別職は守秘義務違反って言わん。私は特別職です」
一転して「情報漏えい」認め和解
ところが、大任町と田川市は今年8月、一転して「情報漏えい」を認めて和解。
その内容は「情報公開請求した事実が、記者からでなく、大任町または田川市から武田氏の秘書に伝わった可能性が否定できないことを認める」としたうえで。「田川市と大任町は今後情報管理を徹底する」というものでした。
