「ゆっくりでいい、焦らないでいい」曾祖母の言葉

手術からおよそ10日。
退院して保育園にもこれまで通り通うようになったちーちゃん。
少しずつ変化が表れています。
千尋ちゃんの母 満生雛子さん
「補聴器って基本的に前から顔を近づけて話しかけてあげていたんですけど、人工内耳になってから前じゃなくても横やったり、後ろから『ちーちゃん』って言ってもピクッて反応したりするからすごい全然違うよね」
一方で、まだまだ不安に感じることもあるようです。
千尋ちゃんの母 満生雛子さん
「自分の声のボリュームの調節はまだ全然難しくて、叫んでしまうみたいな感じが。きのうもお店にご飯食べに行ったんですけど、本人はなかなか自分の声の大きさが分からないからずっと叫んでいました」
ようやく実現した今回の手術。
ちーちゃんの聴力に大きな変化を感じた両親は、これから少しずつ人工内耳の効果が表れていくことに期待を寄せています。

千尋ちゃんの母 満生雛子さん
「これから言葉を覚えて話せるまでどれくらいかかるか分からないんですけど、ちょっと頑張っていきたいなと思いました。ちーちゃんのひいおばあちゃんがこの内耳つけたとこを見せたら、『ゆっくりでいい、ゆっくりでいい。焦らないでいい、焦らないでいい』みたいなことを言ってくれて、それがすごくうれしくて、時間かかっても焦らずこの子のペースでいきたいなと思っています」