急増するインバウンドの裏で、悲しい事故が相次いでいます。

佐賀県では8月、線路内で写真撮影をしていた外国人観光客が列車と接触し死亡。

各地の観光地がいま対策に頭を悩ませています。

人気の観光スポットで

有田焼で知られる佐賀県有田町の陶山神社。

江戸時代に建立され、「やきものの神様」として親しまれてきました。

参道の中を電車が走る風景は、人気の撮影スポットとなっています。

国内外から多くの観光客が訪れる陶山神社ですが、今月13日、台湾から訪れた女性(55)が列車と接触し死亡しました。

警報器のみの踏切 写真を撮っていたか

RKB 馬場遼之介記者
「参道にあるこちらの踏切。遮断機はなく警報器のみが取り付けられています」


事故当時、警報器は鳴っていたとみられています。

陶山神社 宮田胤臣 宮司
「踏切の中に入られて、写真を撮られてたんで、電車の来る方向と反対方向を向いて写真を撮られていたと聞いてます」