3人のギラヴァンツ「10」番経験者
スターティングメンバー22人の中には、3人のギラヴァンツ「10」番経験者がいた。
1人は、現在10番を背負う永井龍。
去年はチームトップの14得点を記録。
今年はケガにも苦しみ離脱の期間も長かったが、スタメン復帰となった7月12日の栃木シティ戦では、早速ゴールを決めた。
豊富な経験も含めチームを引っ張る、押しも押されもせぬ現在のエースだ。
そして2人目は、7月に期限付き移籍で4年ぶりの復帰となった高橋大悟。
2019年途中からギラヴァンツに加入し、J3優勝・J2昇格に貢献、翌年2020年から2年間10番を背負った。
ギラフェス前の公開練習に伺った際、高橋はこんな話をしてくれた。
「前の在籍時にも1万人以上入った試合の経験は何度かあるが、やはり『やらないとな』という気持ちによりさせてくれる。ギラヴァンツが上にいくためには、ミクスタがパンパンにならなきゃいけないし、北九州という街のためにもギラヴァンツはそういうチームじゃないといけない」と。
とはいえ、満員のスタジアム。期待が重圧に変わることはないのか?
「重圧もあるかもしれないが、そういう環境、あるいは今後訪れる節目のタイミングで結果を残せるチームでなければいけない。上のステージに上がった時も、そういった強さは必ず必要になる」
そんな高橋は、中断期間で深めたチームの連携について「自分がボールを持った時に、チームメイトも何かを感じてくれている。あとはそこに自分が合わせること。そういう部分で勝負をしてきた選手なので、技術には自負もあります」と語ってくれていた。
今後高橋の左足がどんなシーンを生み出すのか、非常に楽しみでもある。