55年前の大阪万博からつながりが

ロイヤルグループが万博会場で“食べ物”を提供するのは、今回が初めてではありません。

そこには長い歴史と深いつながりがあったのです。

始まりは、今から55年前の1970年。
アジア初の国際博覧会となった「大阪万博」でした。

世界の科学技術の粋を集めた、日本の発展を象徴する一大イベント。

その中で特に人気が高かったアメリカゾーンに、4店舗のレストランを出店しました。

創業者の長女で現在、相談役を務める冨永さんです。

大阪から遠く離れた福岡の企業が出店の依頼を受けるかどうか、大きな決断が必要だったといいます。

ロイヤルホールディングス 冨永眞理 相談役
「冒険をするもんじゃないと。万博に出店なんてあんな離れたところに、しかもどうなるかわからない、本当に満足いけるオペレーションができるのか、そんなのやめた方がいいって。創業者も、トントンまででいいって得られるもの山のようにあるはずだから勉強だよと思って出ようと、チャレンジです」

いざ始まってみると、入場者数は一日平均35万人と大盛況の大阪万博。

アメリカゾーンの店では一日ステーキ2000枚、ハンバーグも2000枚売れるほどの賑わいぶりでした。