暑さで下がる「受胎率」

井上さんが暑さ対策に、ここまで経費をかけるのには理由があります。

井上さんによると、今市場に出荷している豚は、去年の夏に受胎した豚。暑くなると受胎率が落ちるため、豚の頭数が減ってしまうといいます。受胎率の低さが、現在の価格高騰に影響しているのです。

今年の猛暑によっては、これから生まれる豚の数が減り、来年夏の価格も押し上げられる可能性があります。