赤いふんどし姿で無病息災などを祈願する恒例の「へこかき祭り」が1日、福岡県久留米市で開催されました。

今年はRKBの記者も祭りに参加させてもらい、その熱気を肌で感じてきました!

時刻は午前4時半。
真っ暗な広場に熱気を帯びた男たちが続々と集まってきました。

受け取ったのは祭りの必需品、赤いハチマキとふんどし。

私も初めてのふんどしを身につけ、準備完了です!

馬場遼之介 記者
「ケツが引き締まりますね。お尻が2つに割れたというか」

久留米市の高良大社で毎年6月1日に開催されているこの祭り。

へこ=「ふんどし」をかく=「着ける」ことから「へこかき祭り」の名前で呼ばれています。

厄除けや無病息災を願う江戸時代から続く神事で、今年は全国からおよそ100人が参加しました。

参加者
「初めて。(ふんどしは)なんか心地いい、スースーしちゃって」

参加者(中学1年生)
「お父さんが大体毎年参加していて、自分が大きくなって『あんたも参加しに来んね』って」

参加者(父)
「まだ(おととしは)小学生だったので普通について来るって。将来に期待ができますね」

お祓いのあとは「鳥船」と呼ばれる船を漕ぐ動きで準備運動を行います。

体が温まったところで次は禊です。

この日の久留米市の最低気温は14.3度。
震えるような冷たさに耐えながら身を清めました。

馬場遼之介 記者
「寒いっす」

Q 一番寒そうでしたね
参加者「はい寒かったっす」

禊が終わるといよいよ高良大社に向けて出発です。

近隣の人
「すごいですね立派。締め込み姿が凛々しい」

およそ3キロの道のりを駆け抜けたあと、待ち受けているのが…。

131段の階段です。

馬場遼之介 記者
「ふくらはぎと足、太ももがパンパンでした。きつかったです。」

最後は直径2メートルほどの茅の輪をくぐって無病息災を祈願しました。

初めての参加者
「きつかった。階段が特にきつかった」

参加者(スリランカから来た技能実習生)
「自分の国ではお祭りあるけど、こんな感じなのはないです」
「お尻見える恥ずかしい」
Q 来年も参加したい?
「いいえ、恥ずかしい」

親子で参加
「お父さんと一緒に前に出て良かったです」

親子で参加(父)
「私は子供に引き継いだので、今度この子が大きくなった時に、私からすると孫と一緒にこの子が参加してくれたらと願っています」