福岡県久留米市は、市内の居酒屋「ともすけ久留米店」で鶏料理が原因とみられる食中毒が発生したことを明らかにしました。
店は2日間の営業停止処分を受けています。
9月8日から9日まで(2日間)の営業停止処分を受けたのは久留米市東町にある居酒屋「ともすけ久留米店」です。
久留米市によりますと8月29日午後5時ごろ、「ともすけ久留米店」で鶏の肝刺しやよだれ鶏などを食べた30代の男性グループ6人のうち5人が下痢や発熱などの症状を訴えました。
久留米市は
・症状を訴えた30代の男性5人が共通して食べた物が
「ともすけ久留米店」で提供された物のみであること
・5人のうち2人からカンピロバクターが検出されたこと
・症状や潜伏期間がカンピロバクターによる食中毒と一致していること
・男性1人を診察した医師から食中毒の届け出が出されていること
これら4点を理由に「ともすけ久留米店」で提供された食事が原因のカンピロバクターと断定しました。
久留米市によりますと5人が食べた料理の中には鶏の肝刺しやよだれ鶏などが含まれていて、これらは軽くゆでられているものの中心部までは加熱されていなかったということです。
久留米市は、
・鶏肉は中心部まで十分に加熱して提供すること
・店舗や調理器具などの清掃消毒の徹底
・手洗いの励行
などを呼びかけています。