すい臓がんで家族を亡くした遺族「希望感じる」

今回の新たな検査方法ががん患者にどのような影響を与えるのか、家族をすい臓がんで亡くした女性に話しを聞きました。
福岡膵がん患者夫婦の会 代表 ひかりさん
「かなり希望を感じるニュースだとお話を聞いて思いました。早く見つけることでやはり治療の選択肢が大幅に変わってくるのですごく患者にとっても希望だと思います」

福岡膵がん患者夫婦の会の代表ひかりさんは、2018年に75歳だった母親をすい臓がんで亡くし、その4年後には当時47歳の夫もすい臓がんの告知を受け、1年闘病した後に亡くなりました。

福岡膵がん患者夫婦の会 代表 ひかりさん
「すい臓がんはできる部位によって痛みがほとんどない。実母もやっぱり自覚症状がほとんどなかったですね。すい臓が胃の裏側にあるので、どうしてもエコー検査で見えない。たまたまその時の内臓の位置とか、診察に行ってたまたまその時のコンディションで見えたり見えなかったりするっていう。すい臓がんは奇跡的に見つかるかどうかっていう。そういう世界かなっていう印象があります」

ひかりさんの夫は、健康診断の腫瘍マーカーの数値で異常が出たため、1週間入院し精密検査。すい臓がんの診断が出るまでは数週間かかったと言います。
21日、九州大学病院が発表したすい臓がんの早期発見に繋がる新たな検査方法についてひかりさんは…。

福岡膵がん患者夫婦の会 代表 ひかりさん
「今はもう切れない治療、ほとんどが抗がん剤だけっていう感じで、うまくいった一部の、本当に1、2割ぐらいの方が切って手術できる。だから早く見つかったらやっぱり切り取ったりとかできるっていうこと。だいぶ可能性が増えるので。今でも治ってる方ももちろんいらっしゃいますけどすごくごく一部なので、でもちゃんと完治できる病気になるっていう希望になるんじゃないかな」







