強い寒波+放射冷却で、水道管の破裂が続出した大牟田市

2016年1月24日、九州の平野部でも大雪となった後、25日夜から26日にかけて、水道管の凍結や破損に伴う断水が相次ぎました。

福岡県内では、県南部の筑後地方を中心に一時、7市町で最大約7万8千世帯が断水。
特に大牟田市では最低気温がマイナス7.4℃まで下がり、市内全域の約5万5千世帯が断水しました。


被害の中心が筑後地方がとなったのは、筑後地方には25日夜から26日にかけて雲がかからなかったため、放射冷却現象が顕著だったと考えられています。


雲がかかった沿岸部の福岡市はマイナス2.1℃、北九州市はマイナス2.4℃までしか下がらず、広い範囲での被害は確認されませんでした。

寒気が抜けた後も油断大敵です。放射冷却で凍結する水道「カン」にも注意せない「カン」!

RKB 気象予報士 龍山康朗