DVや生活に困窮するひとり親など、家庭環境に問題を抱え、1人で生計を立てる女性たちを支えるシェアハウスが福岡県内にあります。

このシェアハウスを運営するNPO法人は、様々な理由からこの場所に住むこととなった人たちに「生活する場所」を提供し、「仕事の確保」をする支援を行っています。

30代の女性「DVを受けていて。早く家を出た方がいいという話で・・・」

福岡県内のシェアハウスに住む30代の女性。小学生の娘を育てています。酒に酔った夫から暴力を受け命の危険を感じたため、娘と一緒に家を出ました。

NPO法人「ぎんともも」 野本姿美代表「基本的にここは短期で入られる方が多いです」

DVや経済的に困窮するシングルマザーなど、家庭環境に問題を抱える7世帯を一時的に保護しているシェアハウス。学生寮だった建物をNPO法人が借りて運営しています。

NPO法人「ぎんともも」 野本姿美代表「入居者に家賃をいただきたいんですけれど、きょう明日行く場がないといわれる方が多いので」

運営の費用は、NPO法人の代表・野本姿美さんの自費や寄付などでまかなわれていて、各部屋はすぐに生活ができるようキッチンや布団、テレビなどがそろえられています。

30代の女性「再度DVされていたら、もしかしたら今いなかったかもしれないという不安。ここはかなり安心出来ますね」