もやし業者の廃業相次ぐ

こうした逆風を受けてもやし業者の廃業も相次いでいます。2009年には全国に235社あったもやしの生産業者は、93社まで激減。福岡市でも10月、学校給食用にもやしを納入していた市内で唯一のメーカーが廃業し、給食から一時もやしが消える事態となりました。
しかし、「低価格」を売りにしてきたもやしだけに値上げも簡単ではありません。
「安いから買う」消費者の本音

Q 店長もやしなんですけど何種類あるんですか?
サニー姪浜店 恩知店長「この三つですね」
Q 売れ筋はどれになるんですか?
サニー姪浜店 恩知店長「やっぱり一番下の価格が一番安いこの商品ですね。やっぱり価格だと思いますね」
この店では3種類のもやしが並んでいますが、売れ筋はやはりグラム単価の一番安いもやし。

野菜売り場で買い物客の様子を見てみると・・・
じっくり吟味して、、、、カゴに入れます。
ブロッコリーも色や形、一番いいものを見極めます。
ゴボウを手に取り、、、やっぱりこっち。
一方、もやしは・・・ほとんど迷うことなくカゴに入れていきます。

Q もやし普段買われるときって何を気にしてらっしゃいます?
買い物客「やっぱお値段かな。本当はあの根切りがいいんですけど、ちょっと高いから。お安い方にいきます」
買い物客「これが普段買ってるやつずっとこれ」
Q 3種類ありますけど
買い物客「やっぱりこの辺高いから序盤にもう見てないんですよね前から多分目に入ってなくて」
Q もやし選ぶときお値段以外何か気にします?
買い物客「賞味期限くらいです。もやしはもやしだから」
やはり消費者がもやしを選ぶうえで重視するのは何をおいても「安さ」。
しかしこの「安さ」を守るには今の緑豆価格は高すぎるといいます。