博多と韓国・釜山を結ぶJR九州高速船の「クイーンビートル」が浸水を隠して運航を続けていた問題。

親会社・JR九州の古宮社長は23日、海上保安庁の強制捜査を受けたことについて謝罪しました。

博多~韓国・釜山結ぶ「クイーンビートル」

JR九州の古宮社長は23日に行った定例会見の冒頭、クイーンビートルの浸水隠し問題でJR九州高速船の本社などが海上保安庁の強制捜査を受けたことについて、謝罪しました。

JR九州・古宮洋二社長「福岡会場保安部の強制捜査を受けましたことについて、関係者のみなさまにご迷惑をお掛けしたことをお詫び申し上げます」

クイーンビートルを巡っては、船首部分への浸水を確認しながら国に報告せず、浸水を知らせるセンサーの位置をずらして浸水を隠蔽し、3か月以上運航を続けていました。

今年5月の九州運輸局による臨時検査の際には、会社側がセンサーを戻すなどして不正の発覚を免れていましたが、8月の抜き打ち監査で不正が発覚していました。