コロナ禍で急拡大したフードデリバリーサービス。

そのシステムの弱点を突き、架空の発注をして配送報酬を騙し取ったとして、先月までにベトナム国籍の男女を含むグループが逮捕・起訴されました。

全国初となったフードデリバリー業者の配送報酬をめぐる詐欺事件の検挙。その手口とは?

コロナ禍で市場急拡大のフードデリバリーサービス

飲食店で作られた料理などを指定した場所に届けてくれるフードデリバリーサービス。

コロナ禍で外出を控える人が増えたことで市場が急拡大し、すっかり生活に定着しました。

利用者は、フードデリバリー業者が提供するアプリを通じて料理などを注文。

注文を受けた事業者は利用者から商品の代金に加えて手数料を徴収し、商品を運んだ配達員に報酬を支払います。

スマートフォン1台で手軽に利用できるサービスですが、これらの仕組みを悪用したとして、先月までにベトナム国籍で無職のド・ヴィエット・ドゥック被告(25)、飲食店経営のグエン・ティ・トゥイ被告(24)、飲食店従業員の高木陸(たかぎ・りく)被告(36)ら男女5人が電子計算機使用詐欺の疑いで逮捕・起訴されました。