券売機は品薄状態


一方、全ての飲食店が新紙幣に対応出来る状態ではありません。

福岡県で券売機や両替機の販売・メンテナンスを行う「自動サービス」はこれまでにない、品不足の状態が続いていると話します。

「自動サービス」 荒木博さん「梱包されている新しい機械は全機種行き先が決まっているもの。全く足りないです。今これを含めても100台以上必要になっています。」

主な取引先は九州・沖縄・山口・四国の飲食店で今年に入ってから、券売機の注文が急増しました。


製造メーカーによると、部品が揃わず生産が追いついていないということです。

今、注文を受けても設置まで3か月から4か月待ち。新紙幣発行までに間に合わないケースもでてくるということです。

「自動サービス」 荒木博さん「お客様にはご説明した上でご理解いただくようにしてますが、大変です。」

ATMや鉄道の券売機は?


日本自動販売システム機械工業会によると、その他、紙幣を取り扱うATMや鉄道の券売機は7月までにシステム更新などがほぼ終わる見通しだということです。

一方、全国に約221万台ある自動販売機のうち、新紙幣に対応できるものはまだ2~3割にとどまっているということです。