今年の蚊の傾向は…専門家「早い、多い、しつこい」
今年の蚊の傾向について蚊の生態を研究しているヤマザキ動物看護大学の長島孝行教授に聞きました。

ヤマザキ動物看護大学長島孝行教授
「一つは早いということですね。二つ目は多いかもしれない。三つめはしつこい。この3点だと思います」

平年の蚊の活動期は4月から11月、なかでも血を多く吸う増殖期は7月から9月までです。
去年は猛暑の影響で7~8月の蚊の活動が減り、増殖期が9月から11月にずれこみました。
今年は気温の上昇に伴って5月からすでに蚊の増殖期が始まっています。
今年の夏は去年と同じように猛暑で活動が減少し、9月から11月にもう一度、増殖期が来るのではないかと長島教授は予想しています。
ヤマザキ動物看護大学長島孝行教授
「蚊は夏の風物詩とよく言われていましたけど、春からになっている。7月~8月は猛暑で蚊の活動は弱まりますが、秋は産卵するために最後のチャンスですのでここで一気に増えてくるのではないかと。夏に蚊が少なかったからもういないだろうと思わないで。秋になってから蚊は一生懸命産卵するはずです」