中国地方の日本酒を評価する鑑評会が9日、広島市で開催されました。広島からは32種類の日本酒が優等賞に選ばれました。

広島国税局が毎年、開催している「清酒鑑評会」では、▽吟醸酒、▽純米酒、▽燗酒の3部門で評価します。中国地方の5県でつくられた日本酒198点のうち、74点が優等賞を受賞し、「燗酒」部門では、呉の酒造会社が代表して賞状を受け取りました。

榎酒造 榎俊宏 社長
「優等賞を取れると思っていなかったのでうれしいです。燗酒部門で出したお酒はすごくまろやかなお酒だったので、燗したら、燗上がりでおいしくなるだろうなと思って」

別会場では、利き酒も行われました。例年続く猛暑の影響で日本酒に使う米が堅くなり、品質の維持が難しくなっているそうです。

参加者たち
「特に優等賞のお酒は製造技術も上がっているし、貯蔵もすごくいい状態であると感じている」
「こういう場でフルーティだったり、味わいのふくらみを目指せるお酒を作りたいと思う」

広島国税局では、サミット開催を契機とし海外への輸出促進を目指すとしています。