江戸時代の広島にゾウがいたのか?クジラやリュウは許されたのに、描くことがNGとされたのは何だったのか?

広島拘置所の外塀に描かれた少し色あせた巨大な壁画は、制作秘話を聞けば聞くほど、鮮やかに見えてきます。

広島市の中心部からほど近い、広島拘置所の外塀に高さ約2m、横幅約200mという巨大な壁画が描かれているのをご存じでしょうか?

今は少し色あせてしまっていますが、赤や黄色、緑といった色彩で、にぎやかな城下町の様子が描かれています。

筆をとったのは、広島市出身で被爆者の故・入野忠芳さん。入野さんは、抽象画や現代的な作風を得意とする洋画家でした。