「はやり目」にかかった、記者の解説です

末川徹 記者
「2週間長かったと思いました。症状がひどいときは目の前が全く見えない。人とすれ違っても、男性か女性なのか、顔すら分かりませんでした。体はすごく元気だが、目は開かない。退屈を超えてしんどいと思いました」

「プールに週2~3日のペースで通っていて、コンタクトをつけて仕事しているが、ウイルスがついた布・ドアノブを触った手で目に入れてしまいました。一概に原因はこれだと言えませんが、事前に症状を知っておけば、防げた病気なのではと反省しています」

◆全国の流行状況 2022年の3倍だが、新型コロナの感染拡大前と比べると…

末川徹 記者
「全国の流行状況の推移です。2023年は過去5年間と比べてどうだったのでしょうか。2023年春先から右肩上がりで増えています。2021年・2022年と比べると、9月に入って3倍程度に増えています」

「一方で2018年・2019年はわりと高い水準でした。ここ数年は感染対策をしっかりしていたから、あらゆる感染症の報告数が少なかったのです。新型コロナが『5類』に移行してから、増え始めている印象です。2022年と比べると、発生数はものすごく多いが、感染拡大前の水準に戻ってきているという認識です」

◆はやり目 異変に気づく3つのポイント

末川徹 記者
「わたしも全部当てはまりました。▽片目から充血します。3日後、ウイルス増殖がピークを迎えて、反対側の目にうつりました。涙でうつるそうです。▽目はかゆくありません。感染症なので、白い目ヤニが出てきます。▽アデノウイルスは、リンパ節をつたって、あごの下・耳の前にうつります。症状が出たら、はれます。わたしも左側がはれましたが、おかしいなと思ったら眼科を受診してください」