こちらは、9日、ギフトセンターを開設する福屋八丁堀本店。注目は…『これで大統領気分が味わえる!?』。

先月、来日したアメリカのバイデン大統領。夕食会で乾杯のために最初に出されたメニューが広島レモンサイダーでした。そのギフトセットが人気を集めそうです。

とはいえ、今では品薄になっているという広島レモンサイダー。JA広島果実連を訪ねてみると…。

JA広島果実連 牧本祐一専務
「夜、ネットニュースを見て、『広島レモンサイダー 乾杯に!』ということで。次の日から注文が殺到しまして、びっくりしました」
広島レモンサイダーの在庫は、なんと!この1ケースだけでした。

牧本祐一専務
「在庫品がなくなりまして、お客さまにはちょっと待っていただいている状態が続いてます」

広島レモンサイダーは、2011年に販売を始めました。製造のきっかけは、この年の収穫シーズンに記録的な寒波が襲い、レモンの皮が傷んで出荷できなかったことです。何とかレモンの果実を活用できないか考えた末、誕生した商品でした。

1本に広島レモン1個分の果汁が入っています。同じく広島の特産である「海人の藻塩」を少量加えたことで、まろやかな酸味と風味が立つ仕上がりになったということです。

今では、年間およそ24万本を販売する人気商品となり、さらに日米両首脳の乾杯で、人気に拍車がかかりました。
牧本祐一専務
「お中元ギフトにつきましては、あらかじめ箱詰めを今、しているところでございますので、対応の方は可能だと思っております。生産の方も前倒しに計画を組み直しておりますので、なるべく早く対応できるように整えているところ」

広島レモンサイダーのほか、「八朔」や「梨」のサイダーなどをセットにしたギフトは3240円。このセット、解体セール(処分市)まで残っているのでしょうか?