検察側から、今後について問われると…

父親
「長男の特性を今は理解できたので、だいじょうぶだと思う。うまくいかないときは、第三者…、同じ子育てをしている方に相談して知識を得たい。子どもと一緒の時間を増やすとか、長男をこれまでよく見ることがなかったので、これからはよく見て、何ができて何ができないか、本人のことを知らないと、こっちもうまくできないので、そういうところから始めようと思います」

妻や長男らもまた一緒に暮らすことを望んでいるとしたうえで、『やり直したい』と話しました。

裁判はこの日、結審。

検察側は、「長男が事件翌日に学校の担任に対し『(長男の)手元のペーパークラフトが撃たれてぐしゃぐしゃになって、ぼくに当たった』などと話していることや医師の証言などから、長男の口元の傷はエアガンの玉が当たったとして矛盾はしない」などとして、懲役1年6か月を求刑。

弁護側は、「長男は口元の傷について、事件翌日に児相の職員に対して『あまり痛くなかった』『ゴミが当たったかと思った』と言っていて、父親が撃ったエアガンの弾によるものではない」などと主張しました。

広島地裁は、被害者の長男の特定を防ぐためとして、父親の名前を明らかにせず、裁判は匿名で進んでいます。