瀬戸内海は「穏やかな環境が大前提だった」

獲れる魚の種類にも大きな変化が起きています。瀬戸内海でも水温の変動が大きくなったことで、暖かな海域を好むサワラなどが多くなりました。一方、広島の味覚には強い逆風となっています。

広島水産鮮魚部 東邦彦さん
「江戸時代からカキ・小イワシ・チリメンなどが広島の主たる漁業。暖かくて穏やかな環境が大前提だった。水温の変化があまりなく遠浅の環境が支えてきたが、最近は四苦八苦している」

市場には多くの仲買人が行き交い、スーパーや飲食店へ向けて鮮魚が運ばれていきます。一方、市場にある仲卸業者は18業者と、1990年の35業者の半分ほどに減少しました。同じ会社の看板が複数並んでいるのは、空いたスペースを残った業者同士で分け合い、集約を進めてきた名残です。