――7月某日
ミュージシャン中村耕一さんが、灼熱の広島に降り立って言ったのは、「夏は昔は好きだったんだけどね…」
あの「夏の定番曲」を歌う中村さんは、どうやら夏の暑さが苦手になって来たようだ――
【中村耕一】
ぼくは北海道で生まれ育って、当時は一番南の函館でさえ、夏が正味1ヶ月あるかないかなんですよね。
高校ぐらいまで住んでいたけど、子どもの僕にとっても夏が全てだった。だから大好きだった。
どんなに暑くても、Tシャツが汗で、ベタ、ベタ、ベタっていうのは「わあ、いいな」っていう感じだった。北海道に住んでたときは、半年近く冬なわけですよ。それが嫌で嫌で、あったかいところに行ってみたいな、となって。名古屋に今、住んでるんですけど。半端じゃないんですよ、悪意を感じる暑さ。それで引きこもるようになったね(笑)。




































