全国高校ラグビーは、広島代表の尾道が2回戦に登場。シードの大阪第1代表の常翔学園と接戦を繰り広げました。
序盤、2トライを先行された尾道は前半14分、高校ジャパン候補の檜山蒼介(3年)がトライを決め、反撃ののろしを上げます。
1点差に迫った後半11分には、ラインアウトからモールと見せかけ、狭いスペースに展開。見事なサインプレーで逆転し、初めてリードを奪います。
そして、再びリードを許した後半24分、敵陣深くモールで押し込んだ尾道は、檜山が2つ目のトライ。尾道はゴールキックもみごと成功させます。
試合終了間際、トライを決められ、1点差…。ゴールキックを決められると逆転されますが…決まらずノーサイド。
尾道が31-30で接戦を制しました。
この試合、勝敗を分けたのは、キックの精度でした。常翔学園が成功ゼロの中、尾道は、共同キャプテンの寺田結(3年)が5本中3本を決めました。
1点差のシーソーゲームをものにした尾道は、3大会連続の3回戦進出。花園で新年を迎えます。