広島市安佐南区の出身で、バレーボール「世界一のセッター」と呼ばれた猫田勝敏さんの人生を描いた紙芝居が完成し、18日、地元の大学で初めて披露されました。


紙芝居「猫田勝敏物語 世界のセッター 伝説の人」は、1972年、ミュンヘンオリンピックで金メダル獲得から50年を記念して「ひろしま紙芝居村」が企画しました。

絵は、安田女子大学の学生16人がグループに分かれて担当しました。登場人物をネコに見立てるなど擬人化した作品も誕生し、1つの脚本に個性のある4つの作品が完成しました。


紙芝居では、猫田さんがバレーボールに夢中になった少年時代から「世界一のセッター」と呼ばれるまで、生涯をかけたバレー人生がわかりやすく描かれています。

紙芝居より ひろしま紙芝居村 阿部賴繁村長
「ニッポン優勝、金メダル。1つの輪になって抱き合う。喜び合う。やったー。」

お披露目会には猫田さんの後輩にあたる人や地元の人、紙芝居作成に協力した関係者なども招かれました。


安田女子大学 造形デザイン学科 4年 田中芽来さん
「すごい人だなというのもあるんですけど、とても人間味・温かみを感じる人と思って描かせてもらった。」


安田女子大学 造形デザイン学科 4年 吉本紗世さん
「世界を股にかける選手なので、ここ(ラストの絵)を地球にしようと。これから地域の方に読んでもらいたいが、広島以外の方にもぜひ鑑賞してもらいたい。」

紙芝居は、安佐南区の安古市地区を中心に市内の公民館・学校などで上演会が行われる予定です。