1回目も2回目も相手の姓に合わせてきたけど…
「鳥飼茜」さんはペンネームで、元の本名の姓は、広島由来の珍しいものだそうです。
鳥飼茜さん)
「小中高と学校の先生に初見で読まれたことも一度もないような、かなり珍しい名字が、その広島のある地方から発祥してるということで」

1回目、2回目の結婚では、その都度相手の姓に変更してきたと言います。
鳥飼茜さん)
「1回目の結婚の時は、初めてこの不便のない名字になることにちょっと嬉しさを感じてたりだったりとか。あと、本当に正直言えば、当初はむしろウキウキしたりとか、外で新しい名字で呼ばれることに対して、なんか新婚なんだなみたいな」
ただ、改姓に伴う手続きは、運転免許証やパスポート、銀行口座の名義変更など誰にとっても大変な作業です。それでも茜さんは、3回目も、事実婚ではなく、法律婚を選びました。
鳥飼茜さん)「私にとって結婚っていうのは、社会に対して私っていう人間がどうありたいかとか、そういうものの表明の一環で、今はこのパートナーと2人で社会に参加させてください」
別姓のまま夫婦として暮らす「事実婚」では、緊急時の医療の場で家族とみなされないなどの不利益が指摘されていますが、茜さんは、問題の本質はそこではないと言います。
鳥飼茜さん)
「都合が悪いからとか、不便だから名字を元のままにさせてほしいって言っているわけではないんですね」
「自分の名字っていうのは、自分が生まれてきて、今ここに立ってますっていうことの後ろ盾なんですよね」
「結婚っていう、幸せな選択するときに、どっちかがそれを捨てて…って、なんでそんなことにならなきゃいけないのか」
自分たちが自分たちらしく社会に認められたい、というのは、誰もが持つ基本的な欲求だと、茜さんは言います。
鳥飼茜さん)
「今、問題ないって感じている人は、マジョリティ(多数派)の側にいるっていうことでしかないと」
「じゃあ社会に認められたいなら、これまで通りのことぐらい我慢しなよっていう話を持ち出される場合はあるかと思うんですけど、社会と共存するために自分を押し殺さなきゃいけない社会って、すごく怖いと思うんですよ」
「共存をあらゆる人ができるってどういうことかって考えた時に、やっぱりある程度社会が寛容になってくれることを願わざるを得ない」



































