全国でも珍しい?嚴島神社は「まず自らお祓い」

そして、宮島・嚴島神社。初詣客向けの宮島行きフェリーは、早くも大みそかの午後10時台から動き出します。神社が開門される午前0時前には、毎年長蛇の列ができます。
そんな地元屈指の人気スポットには、通い慣れた広島県民にもあまり知られていないお参りの作法があるそうです。2025年2月放送のTBS系列全国ネット「有吉弘行の故郷に帰らせていただきます。」では、有吉弘行さんとアンガールズが、その正しい参拝方法を初めて体験しました。

朱塗りの大鳥居を右手に眺めながら歩き、手水舎へ。昇殿料を納めると、左右に「世界文化遺産」「國寶(国宝)嚴島神社」と記された看板がかかる回廊の入口があります。立ち寄るべき場所は、その先の右手にありました。「祓戸(はらえど)」と呼ばれる場所です。
「知らなかったら通り過ぎてしまうかもしれません。ここではお祓いの神様を祀っていて、おのおのが祓串(はらえぐし)を左右に振って自らを清めることができます」(嚴島神社藤井幹也・権禰宜)
まず祓戸に向かって二拝二拍手一拝。両手で祓串をもち、左、右、左と胸の高さで振ります。身も心も清めてから、祓戸の向かいにある摂社「客神社(まろうどじんじゃ)」へお参りします。嚴島神社の場合、ここを経てから本社本殿へ向かうのが正式な参拝ルートとなります。


































