広島県福山市の高校で地元のドラッグストアと製薬メーカーが協力し、スキンケアを題材にしたマーケティングの授業が行われました。
橋本莉奈アナウンサー
「こちらの棚には日焼け止めや化粧水などのスキンケア商品が並んでいますが、この上のPOP。どれを選べば良いか分かりやすく、描かれていますね。手書き風でカラフルで、こだわりを感じます。実は高校生が作ったんですよ」
POPには、肌の特徴にあわせた商品の選び方などが書かれています。
POPを制作したのは、近畿大学付属広島高校福山校の2年生15人。美容や経営学に興味のある生徒たちです。スキンケア用品について知ってほしい企業側と、将来の進路選択の一助にしてもらいたい高校側が共同で企画しました。

生徒たちは8月から授業として、実際にスキンケア商品を試し、学んだ知識を基に、4種類のPOPを制作。ロート製薬の公式Xの投票で、店頭のPOPが選ばれました。
生徒
「(日焼け止め商品には)いっぱい色があって、どの色を選べば分からないなっていっつも思ってたんです。どんな人にどんな物が似合うよというのを教えてあげられたら良いなと思い、10代・20代の私たちと同年代の方をめがけてPOPをつくりました」
13日の授業では、ププレひまわりの担当者から、▼日焼け止めの売り上げが去年より大きく伸びたこと、▼スキンケア用品と一緒に買われた割合も増えたことなどが説明されました。
ププレひまわり 担当者
「みなさんが作成していただいたPOPで結果が出たということに関し、非常にぼくたちもうれしいですし」
ロート製薬広島営業所 三浦達也さん
「自分たちがいままで考えてもいなかったような発想だったりとか、反応いただけましたので、今後の商品展開とか商品を考えるうえでも参考になった時間となりました」
近大福山校では今後も、企業と連携したさまざまな授業を展開していきたいとしています。

































