6日深夜、広島市佐伯区で軽乗用車がマンションの壁に衝突し、横転する事故が発生しました。当時、軽乗用車はパトカーから逃走中でした。
警察によりますと、6日午後11時35分ごろ、広島市佐伯区五日市の県道290号(通称:コイン通り)をパトロール中の広島県警自動車警ら隊員が、ふらつきながら走行する軽乗用車を発見。マイクで停止を求めたところ、軽乗用車が速度を上げて逃走したため、パトカーは緊急走行で追跡を開始しました。
赤信号を無視したり、ウィンカーを使わずに右左折を繰り返したりと、交通違反を繰り返しながら約370mにわたって逃走を続けた軽乗用車をパトカーが見失ったため、安全上の理由から緊急走行による追跡を中止。その後、パトカーが付近を捜索していたところ、佐伯区海老園の「佐伯区スポーツセンター前交差点」付近で、マンションの壁に衝突し、横転する軽乗用車を発見しました。
運転していた佐伯区楽々園に住む自営業の男性(26)は発見時、横転した軽乗用車から脱出している最中だったということです。
運転手の男性も含め、けが人はいませんでした。
その場で呼気検査を実施したところ、男性の呼気からは0.1mg/Lのアルコール(基準値:0.15mg/L)が検出されたということです。
警察は、逃走時の交通違反に対して「青切符」を交付し、男性から任意で話を聞くなど事故の詳しい原因を調べています。

































