秋になり、登山に行かれる人も多いと思いますが、気をつけたいのが滑落するなどの事故です。こうした事故を想定して広島県江田島市で27日、山岳救助訓練が行われました。

白山貴浩 記者
「現在、江田島消防署の隊員による、山中で怪我の捜索訓練が行われています」

訓練には江田島市消防本部と県防災航空隊が参加。江田島市大柿町の陀峯山で、登山者が滑落して足を負傷し、動けなくなったという想定で、救助活動に当たりました。

訓練場所となった天狗岩付近では、去年9月、登山をしていた44歳の男性が滑落し、死亡する事故がありました。この事故の対応で、関係機関の間での情報共有の遅れなど課題が明らかになり、今回の訓練を行うことになったということです。

「要救助者。意識は鮮明、出血は無し」