広島県知事選は、来月23日の告示まで1か月を切っています。現時点で立候補を表明したのは、新人で元副知事の横田美香氏1人という状況の中、横田氏は準備を本格化させています。

横田氏は29日、広島市南区にある連合広島の事務所を訪れました。知事選での推薦を要請するためです。

湯崎英彦知事の県政を継承する考えを示している、元副知事の横田氏。これまでに県議会で湯崎知事を支えてきた最大会派の自民議連や第2会派の民主県政会が、既に支援を決めています。

また、26日には自民党本部が横田氏の推薦を正式決定。横田氏は、公明党にも推薦を要請したとしています。

知事選の告示まで1か月を切った27日、横田氏は、後援会の事務所開きを行うなど準備を本格化させました。事務所開きには、支援を決めた県議会の会派、自民議連、民主県政会の幹部と、推薦を決めた自民党県連の幹部らが出席。また、出馬を打診した湯崎知事の姿もありました。

湯崎英彦知事
「横田副知事が県知事選挙に挑戦するというふうに決意をしていただいて。私は横田さんであれば、広島県知事に非常にふさわしい人だと思っています」

新人・横田美香氏
「なにぶん初めてのことでして、多くの皆さまにご支援、ご指南をいただかないと一歩も進めないんだなということを、(出馬表明からの)25日間でも骨身にしみて感じているところです」

新人・横田美香氏
「やはり県民の皆さんが豊かで、しかも幸せに暮らしていけるということ。この基盤をしっかりと引き継いでいかなければいけないので、そのための対策ということをしっかりと検討して考えていきたい」

知事選では、このほか立憲民主党県連が独自候補を擁立するか、要請があった場合に横田氏を推薦するか、自主投票とするかを検討中。共産党がメンバーになっている市民団体が、候補者擁立を検討しています。