埼玉県八潮市で起きた道路の陥没事故を受け、国が全国で実施した調査で、「原則1年以内の対策が必要」とされた下水道管が、広島県は全国4番目に長い5.2キロだったことが明らかになりました。
調査は今年1月、埼玉県八潮市で道路が陥没し、転落したトラックの運転手が死亡した事故を受けて、国交省が全国の自治体に要請していました。
それによりますと、腐食などで「原則1年以内の速やかな対策が必要」とされた下水道管は、全国35の都道府県であわせて約72キロに上りました。広島県は全国で4番目の5.2キロでした。

内訳は、広島県が管理する部分が約2.4キロ、広島市が約0.4キロ、福山市が約0.8キロ、大竹市が約1.6キロでした。
県流域下水道課 武田吉充課長
「今回の調査結果を踏まえて、腐食や劣化の状況に応じて、補修方法の検討。具体の対策方法について検討を行って早期に対策を実行していきたい」
特に腐食が進んでいる箇所から、優先的に対策を進めていくとしています。