「駅前大橋ルート」の開業に伴い、唯一、廃止される電停となりました。駅名の由来となった猿猴橋そばで、長年、理髪店を営む秋信隆さんです。

メンズ・サロン・アキノブ 秋信隆さん
「(子どもの頃)今みたいに頻繁に電車通ってなかった気がする。エプロンつかんでおかないと迷子になるぐらい人が多かった。さみしさはあれば、今度新しくできるのも嬉しさもあるし」
最終日の2日、路面電車ファンが全国から集まりました。
路面電車ファン
「横浜から…東京から来ました。電停を出発した写真。日常的な風景と絡めて撮るのが好き。広島の進化に立ち会えたってのが僕としては嬉しい」
広島電鉄 椋田昌夫 会長
「113年、本当にありがとうございました」

午後11時半、最終の特別列車が走り去り、猿猴橋町電停はその長い歴史に幕を下ろしました。