駅前大橋ルートの開業とともに、なくなったものもあります。100年以上、市民に親しまれてきた猿猴橋町電停が廃止されました。

通勤客
「通勤で使ってますけど、広島駅まで行かないといけないから今度から」

猿猴橋町電停は、広島電鉄の路面電車が開業した1912年からありました。旧西国街道が横切る繁華街があったため、ここに電停が設置されたとされています。戦時中、一旦は廃止されたものの、周辺住民の希望により戦後再開されました。ホームの幅は80センチと小さな電停ですが、長年親しまれてきました。
広島電鉄 広報 藤田睦 さん
「戦前に整備された幹線道路だけど、道路が狭いので電停を広げることができなかった。屋根をつけたり標識を付けたりすることができなかった。昔のままの状態で残っている」