プロ野球・広島カープ の ドラフト1位ルーキー 佐々木泰 内野手 が1軍合流をした5月20日。選手たちが球場で初スタメンの準備をしている頃、広島駅に佐々木の力強い応援団が到着しました。

兄・佐々木省一 さん
「きょうは両親と両親の兄弟の家族と来ました。やっぱりホームランに期待したい」

前日に一軍昇格を知らされ急きょ駆けつけた総勢14人の佐々木応援団ですが、新幹線での移動中にカープのユニフォームにも着替え準備万端でマツダスタジアムへ向かいました。

父・佐々木貴 さん
「きのうの夕方4時くらいに連絡受けて、それから大慌てで身内みんなに声かけて行きたい人を募ったら、みんな行くって話になって、それからすぐ長男がチケット取って、最後の最後だったので内野席のすごい奥の方しか余っていなかった」

母・佐々木純子 さん
「昇格の知らせを聞いてずっと手につかなくて、ケガだけが心配ですけど、こんな場面を迎えられるなんて、今は夢のようです」

父・佐々木貴 さん
「本人も朝から緊張するって言ってたみたいだけど、ちょっと前になって落ち着いてきた!って、いけるかもみたいなLINEが来た」

そして迎えた1軍デビュー戦。初めてマツダスタジアムでの観戦になったお父さんとお母さんは一塁側のライトスタンド寄りコンコース付近の遠くから息子のプレーを見守りました。

注目集める佐々木の最初のプレーはサードの守備。ボテボテの打球を素早く送球しアウト。アピールポイントでもあるサードの守りで挨拶代わりの好フィールディングを見せます。

そしてノーアウトランナー2塁で迎えた第一打席。少し体制を崩しながらも放った大きな打球は相手の好プレーに阻まれ初打席・初ヒット・初打点とはなりませんでした。佐々木のデビュー戦はらしさを発揮しながらもノーヒットに終わり、プロ初ヒットは持ち越しとなりました。

佐々木 泰 選手
「わざわざ広島まで来てもらったので結果で返したかったがまたこれから来てくれる機会があったら打ちたい」