誰でも楽しめる「インクルーシブ遊具」とは?

誰でも楽しめる「インクルーシブ遊具」とは、障害の有無や、年齢などにかかわらずみんなが一緒に遊べる、ユニバーサルデザインの遊具のこと。最近公園には、スロープ付きの遊具やしっかり固定されるブランコ、立ったままでも遊べる砂場など、新しい形の遊具が増えてきているのです。
なぜインクルーシブ遊具に変わっていっているのか、公園遊具などを製造・販売する福山市の企業に話を聞きました。
Takao 羽原さん
「インクルーシブな遊び場が生まれた背景には、『誰もが平等に遊ぶ権利を持っている』とういう理念があります。その中で、国連の『障害者権利条約』や『子どもの権利条約』といった国際的な流れがあり現在のように広まりつつあります」
インクルーシブ遊具は子どもに優しいだけではなく、親にも優しいデザインになっているといいます。
Takao 羽原さん
「滑り台の先端に待機場所を設けることで保護者が介助しやすい遊具や、体勢の維持が難しい子どもも利用できる、身体をホールドできるブランコなどがあり、子どもはもちろん、保護者も使いやすいように配慮を行っています」

誰でも楽しめるインクルーシブ遊具。身近な公園でもこれからさらに増えていくかもしれません。
Takao羽原さんによりますと、遊ぶことで発電し、光や音の出る遊具もあるそうです。
ただ、昔ながらの遊具も、新しい遊具も、使い方を誤るとけがの危険があります。春は遊具による子どもの事故が多い季節。家族で遊ぶ際には、正しい遊具の使い方を今一度確認してみるといいかもしれません。


































