互いの位置情報を共有するアプリを使って集まっていて、主犯格の男からは襲撃の相手も目的も知らされていなかったとみられます。

一方、関係者によりますと、一部は暴力団との関連が疑われるグループに所属しているということです。

浮かんでくるのは、事件に関わった若者の奇妙な人間関係です。
“飛び降り事件” の翌週、主犯格の男は逮捕されます。ことし3月、ほか19歳の男と共謀し、18歳の高校生を殴った疑いです。高校生は、川に突き落とされたとみられます。

この事件で、被害者であるはずの高校生…。実は、「飛び降り事件」では、監禁に関わった容疑者の1人として逮捕されたのです。主犯格の男の指示で被害男性を誘い出した役割だったというのです。

家森 亮 記者
「逮捕された若者の多くが、『逆らえば自分が攻撃される。従わざるを得なかった』といった趣旨の話をしているということです。

“飛び降り事件” でほとんどは容疑を認めているということですが、主犯格の男は、男性が「気に食わなかった」などと話している一方で、事件については「わたしは関係ない」と供述しているということです。
