アメリカ・ヨーロッパ予報機関 台風14号は大陸後に日本へ向かう?

アメリカ海洋大気庁(NOAA)

台風の進路予報は「アンサンブル予報」という手法で行います。数値予報の計算に使う最初の値をわずかに変えたものを複数計算して、その平均やばらつきの程度といった統計的な情報を用いて進路を確率的に予想するものです。

アメリカ海洋大気庁の台風14号のアンサンブル予想の結果では、気象庁の進路予想と同じような傾向で北西方向へ進んで沖縄方面と向かう予想です。

一方、台風15号となるとみられる熱帯低気圧は西へと向かって南シナ海方面へと進む予想です。

台風14号は大陸から東へ向きを変えて日本に? ヨーロッパの予報

ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)

ヨーロッパ中期予報センターの台風14号に関する進路予想も大まかな傾向は気象庁やアメリカ海洋大気庁と同じような傾向を示しています。
一方、大陸に上陸したあとは勢力は弱まりますが東へと向きを変えて日本列島に進んでくる予想データもあります。

確率予報をみても、3連休の間に西日本方面へと向かう可能性を示す確率がやや高くなっています。台風としては来ないかもしれませんが、低気圧となって日本へ来る可能性もありそうです。

3連休は秋雨前線とコラボで大雨の可能性も 22日(日)までの雨・風シミュレーション