24時間以内に「台風7号」発生へ 日本の南海上から北上予想

気象庁は12日午前、日本の南海上にある熱帯低気圧が24時間以内に台風へと発達する可能性があるとして進路予想の発表を始めました。熱帯低気圧は台風となったあと北上して16日には関東のすぐ南海上を中心とする予報円に達する見込みです。その際には暴風域を伴っている予想となっています。

11日午後、南鳥島近海にあった熱帯低気圧が台風6号になりましたが、現在、日本の南海上は低圧部となっていて熱帯低気圧が次々と発生しやすい状態となっています。モンスーン(西寄りの風)と東寄りの風である貿易風によって低圧部となっているためです。

低圧部はモンスーンジャイア(渦)とも呼ばれますが、この低圧部内では低気圧性の反時計回りの風の流れがあるため、台風5号、台風6号や熱帯低気圧はこの風の流れに乗って反時計回りに動いています。
気象庁 週末に西日本から東日本へ接近の可能性
気象庁が日々の天気予報に使っている数値予報のシミュレーションの一つ、GSMモデルの予報です。
15日(木)雨・風シミュレーション




