最先端の研究を導入して考えられたハードな練習メニューは、雨の日の屋内でもみっちり行われます。

驚くのは、心身ともに疲れていく中でも、仲間を励ます声とそれに応える笑顔が絶えることがありません。その理由には、今も昔も変わらない高校野球の魅力がありました。

和田拓海 選手
「練習とか試合とか、しんどいこともたくさんあると思うんですけど、試合になったときにチーム一丸となって、みんなで笑顔でプレーするのがやっぱり楽しいなと思います」

河内祥吾 選手
「自分が打って、ピッチャーとか仲間が喜んでいる姿を見ると、がんばってよかったなあって感じられるのが一番いいです」

夏の初戦は7月14日。新しいことを取り入れつつも野球の本質を忘れない祇園北野球部がこの夏、もう一度、大きな風を巻き起こします。

藤田淳 主将
「チームとしてはベスト8という目標はあるんですけども、一戦一戦を全員で全力でやることによって、その結果が出ると思うので、ベンチメンバーもそうですし、マネジャーの方もそうですし、チーム全員でやっていけたらなって思います」