そのとき防災無線が流れて…

そのとき、防災無線で『きのうの午後7時ごろから8歳の男の子の行方が分からなくなっている』と情報提供を呼びかける放送が流れました。
迷彩柄の上着にカーキー色のズボン、赤いパーカーのフードをかぶって立っていたという男の子…。特徴が放送内容と似ていることに気が付き、声をかけたといいます。
そして、男の子の背中を「大丈夫だよ」とさすりながら警察に通報。無事、家族に引き渡されました。
母親を見た男の子は、両手に持っていたお菓子やパンを落とし、すぐに母親のもとへくっついていったといいます。
久保明美 さん
「安心しました。寂しかったんだろうな…不安だったろうな…と思いながら、けがなく帰ってよかったです」
広島東警察署の以南裕之署長は「児童が事件や事故に巻き込まれるのを未然に防いだ」とたたえました。