“不可能を可能にする女”ジャガー横田さんも駆けつけ いよいよ凱旋マッチ

試合開始の1時間前、県外からの 世羅りさ ファンも駆けつけました。

岡山から
「普通のプロレスもできるし、デスマッチもできる。オールマイティが魅力」

東京から
「世羅さんはファンをすごく大事にしている。凱旋で気合も入っていると思うし、きょう復帰なので、楽しみ」

会場には、およそ300人が集結しました。

3日は、4試合が行われました。華麗な空中殺法や迫力のある戦い、時折、笑いも起きて、子どもから大人まで釘付けです。第4試合に出場した世羅さんは、長年、女子プロレス界を牽引してきた、この人とタッグを組みます。

リングアナウンサー
「不可能を可能にする女、ジャガー横田!」

そして…。

リングアナウンサー
「世羅町出身、世羅りさ!」

試合は、3対3の6人タッグ。開始直後、いきなり場外乱闘で、責められ続けます。序盤から劣勢が続く世羅さんに、子どもたちから熱い声援が届けられます。

会場の応援を背に、徐々に巻き返し、最上段のロープから、伝家の宝刀「ダイビングダブルニードロップ」。3カウントを奪い、地元大会で有終の美を飾りました。

ジャガー横田さん
「世羅町出身の世羅りさ、成長したでしょ。物静かで、プロレスやるように見えないが、皆さんが温かく見守ってくれたから。これからもっとのびていくので、『世羅りさ』を応援してください」

試合後、世羅さんのサインを求めるファンの長い行列が、1時間近く続きました。

世羅町出身
「涙が出そう。嬉しい。日本や世界を代表する選手になってほしい」

三原市から
「(世羅町に)人が戻るキッカケになるし、活性化にもなる」

国内だけでなく、海外でも試合をこなす世羅さん。ふるさとの名を背負い、闘い続けます。

世羅りささん
「まだまだプロレスラーとして生きていきたい。また世羅町に帰ってくるので、お会いできるまで、このポーズを覚えておいてください。レッツプロミネンス!」

世羅さんは5日、試合のため、イギリス・ロンドンに飛び立ちました。海外でも、「広島」や「世羅町」の名をリングコールで呼んでもらうなど、PRしているそうです。今後も、プロレスを地元に誘致して、観光や飲食業界を盛り上げたいと話していました。