能登半島地震の発生から1か月が経過しました。避難所で過ごす人々の診察や治療にあたるため、日本赤十字社沖縄県支部の医師や看護師ら6人が、4日から現地に派遣されます。

能登半島地震では2万6000あまりの住宅が損壊するなどし、厳しい寒さの中、現在もおよそ1万4000人が避難所での生活を余儀なくされています。

避難所で過ごす人々の診察と治療にあたるため、沖縄赤十字病院は医師や看護師ら6人を2月4日から6日間の日程で石川県に派遣することにしていて、2日に出発式が開かれました。

出発式には多くの同僚たちが集まり派遣されるメンバーに声をかけていました。

沖縄赤十字病院 豊見山健医師
「避難生活が長くなって、特にお年寄りの持病が悪化したり、あるいは感染症ですね。その対応が重要になるかなと思っております」

沖縄赤十字病院 佐平智子看護師長
「何を必要とされているかという所を私たちが汲み取って援助できる所があれば、介入していこうかなと考えております」

沖縄県支部からの派遣は先月の派遣に続き2回目で、七尾市や志賀町を中心に避難所のインフラや感染症対策が整っているかなど確認し、助言なども行う方針です。