沖縄の正月料理に欠かせないターム(田芋)の収穫と植え付け作業が、金武町でピークを迎えています。

冷え込みとポカポカ陽気が交互に訪れる中、県内有数のタームの産地として知られる、金武町の並里では、ターム農家が1年で一番忙しい時期となっています。
青々と茂った大きな葉っぱを切り落とし、鉄で出来た専用の収穫棒でイモを傷つけないように収穫すると、選別場でヒゲを切って形を整えたり、洗浄機で泥を落としたりして出荷に備えます。

一方、切り落とした葉っぱは、畑に植え付けると来年には再びイモが出来るという事で、ターム農家は収穫と植え付けを同時に行っています。
ターム農家 金城貴興さん
「今から正月が来るので金武町の田芋食べてほしいと思います」
収穫されたタームは、正月と旧正月の料理用に出荷され金城さんの畑ではことし、およそ3トンの収穫を見込んでいるという事です。