防衛省が陸上自衛隊石垣駐屯地の施設拡大を予定していることについて、14日に開かれた石垣市議会で市は「詳細な説明を受けていない」として、沖縄防衛局に対し説明を求めていく考えを示しました。
石垣市の陸上自衛隊駐屯地をめぐり、防衛省は施設を拡大するため、隣接する民有地を取得する考えを示しています。

12月14日に開かれた石垣市議会で施設拡大についての見解を質された市は、翁長致純総務部長が答弁に立ち「新聞報道で知った。沖縄防衛局に確認したところ来年度の概算要求時点で駐屯地西側の用地を取得し、警備訓練や災害対処訓練などで使用する計画であるとの説明を受けた」と述べました。
そのうえで市側は沖縄防衛局に対し、市や地域住民への説明を丁寧に行うよう申し入れを行うとの考えを示しました。

防衛省が取得を予定している土地は民有地で、牧場として使用されていたもので、近くには八重山農林高校の演習林があることから、関係者からは説明を求める声があがっています。