海上保安庁によりますと、29日午後2時45分ごろ、「オスプレイが屋久島沖で墜落した」と通報がありました。

オスプレイはアメリカ軍の所属で8人が乗っていたということです。

オスプレイの重大事故は過去にも発生しています。

沖縄県内では、2016年12月に名護市安部の沖合でアメリカ軍普天間基地所属のMV-22オスプレイが大破する事故がありました。

今回墜落したCV-22オスプレイというのはアメリカ空軍が運用する機体です。

この空軍仕様機をめぐっては去年8月、クラッチの不具合による事故を理由に全ての機体の地上待機措置がとられ、およそ1か月後にこの措置は解除されました。

その際防衛省は、「飛行の安全が確保できることを確認した」と説明していました。

防衛省によるとCV-22オスプレイは、飛行時間10万時間あたり最も重大な事故とされる「クラスA」の事故を起こす「事故率」が、2017年度には4.05でしたが、2020年度は、6.58と増加傾向にありました。

おととし9月時点では6.00となっています。

事故が多発するオスプレイ。
事故原因の究明と再発防止の徹底が改めて求められています。