戦後まもなく作られた沖縄民謡の「二見情話」を歌い継ぐ大会が、4年ぶりに名護市二見区で開催されました。

この「二見情話」は沖縄戦当時、本島南部から現在の名護市二見区に避難し終戦後も暮らした故・照屋朝敏さんが作詞・作曲しました。

照屋さんは二見の人々が戦争で避難した人々を受け入れ、支援したことへの感謝と、地域への愛着をこの歌で表現しています。

4年ぶりに開催された二見情話大会には、県内外から男女ペアで20組が参加者し、最年少は小学校6年生、最年長は89歳と「二見情話」が世代を超えて愛されていることをうかがわせました。

舞台では思い思いの衣装に身を包んだ唄い手たちが、情感を込めて二見情話を歌い上げ、会場を訪れたおよそ700人の二見情話ファンから盛大な拍手をおくられていました。