普天間基地の辺野古移設をめぐる最高裁判決で沖縄県の敗訴が確定したことを受けた県内各地の反応です。
渡具知名護市長
「県や国から今後、何らかの対応が示されるものと考えている」「(移設)工事が進んでいく事は明らかになっている。という事は久辺3区を含めた地域住民の生活環境を、しっかり守っていくことに重きを置いていく」
渡具知名護市長はこのように述べ、移設工事が進むことを踏まえ移設先となる地域の生活環境対策に取り組む考えを示しました。
県内では様々な声があがっています。
長年、埋め立て反対運動の拠点となってきた名護市のキャンプ・シュワブのゲート前には朝から辺野古の埋め立てに反対する市民たちが集まり、3347日目の座り込みを行っていました。県の敗訴確定について、工事を止めようと体を張る市民たちはー。
名護市在住(70代)
「(裁判は)全部入り口論で判断している。僕らは中身でダメでしょと言っているわけだから」「科学的にこの問題を判断する立場に何故ならないのかと思う」
愛知県在住(70代)
「(県が敗訴する)判決が出たからといって、そのまま引き下がるのではなくて、民意を大事にして欲しいから、諦めずにデニー知事を応援して頑張っていけたらと思う」
一方、那覇市ではー
男性
「国は権力でつぶしにかかっていると思うので、悲しい部分もあります」
男性
「ここまで工事が進んだら、もう元に戻せない、ちょっと残念ですけど」
男性
「対話を求める政府なのに、一切そういうことは無視して、一方的に国家権力とかそれだけで地方のものを進めてよいのか、非常に疑問を感じます」