国指定の天然記念物オカヤドカリ4000匹あまりを許可なく捕獲し、段ボール箱に詰めて発送しようとした中国籍の男3人が23日、逮捕されました。

文化財保護法違反の容疑で逮捕されたのは、ジャン・ジェンハオ容疑者らいずれも中国籍の男3人です。

警察によりますと3人は、国指定天然記念物のオカヤドカリ4163匹を県内で捕獲し6月21日ごろ、沖縄市内のコンビニまで移動させた疑いがもたれています。

3人はオカヤドカリを6つの段ボール箱に入れてコンビニに持ち込みましたが、翌日、配送会社が異変に気付き、「ヤドカリが入っている」と警察に通報したということです。

県内で海の環境教育を行う、「しかたに自然案内」の鹿谷麻夕代表は、こうした大量捕獲の事例が相次ぐことの危険性を指摘します。

しかたに自然案内 鹿谷麻夕 代表:
「豊かな自然環境が海岸に残っていることが生息条件で、その生息環境は悪化しているわけですね。そこにペットブームのような形でまとめて採取されてしまうと、あるとき個体群がいきなり減ることは可能性としてはあり得る。採取はできませんけど観察はできますので、可愛い生き物なので、よく観察して親しんで、海を大事にする気持ちを育ててもらえたら」

警察によりますと3人のうち2人は「中身を知らなかった」などと否認し、もう1人は「あとで話したい」と話しているということです。

県内では2023年にオカヤドカリ約680匹を所持していた中国籍の2人が、2025年3月には約1000匹を発送しようとした台湾籍の2人が、2026年5月には約1900匹を発送しようとしたベトナム国籍の4人が文化財保護法違反で摘発されるなど、外国人がオカヤドカリを無断で移動させようとする犯罪行為が相次いで確認されています。

オカヤドカリは国内に7種の生息が確認されていますが、すべてが国の天然記念物に指定されています。許可なく移動させたり捕獲したりすることは原則禁止されているということです。