2000年ごろ「デジタル化」で移行したのは… 今は懐かしい「MD」

宜野座村では、デジタル化の『落とし穴』を経験しました。1980年代の住民聞き取り調査を記録したカセットを、2000年前後、当時『最新』だったMDに載せ替えました。

宜野座村教育委員会社会教育課・田里一寿主幹
「これさえ作れば大丈夫だというイメージだったようなんですが」「ある時からMDがあまり使われなくなって…」

そのため、現在は、ハードディスクへ再度データを移行しています。

宜野座村教育委員会社会教育課・田里一寿主幹
「ただ懸念としましては、これでもう大丈夫かというと」「何かしら時代時代に合わせたアップデート、記録の載せ替えをやっていかないといけないと考えています」

自治体の歴史資料も、家族の思い出もどちらも同じ危機にあります。再生できなくなる前に、何を残し、記録をどう守るのかが問われています。

【記者MEMO】
デジタル化をおこなう事業者によると、VHSにカビが真っ白に生えていても、再生できるケースもあるとのことで、諦める前に一度、相談してほしいとのことです。